運命の時間・前編 戦国編1

るーみっくわーるど流愛の小説を犬かごで表現。Another Story Inuyasya.もうひとつの犬夜叉物語!**↓2004/01/28(水)

□□Part 1 Part 2 Part 3 Part 4 Part 5 Part 6 Part 7 Part 8 Part 9 Part 10 Part 11 Part 12

(C)かおp(^-^)qアニ☆ランドcommentary

*ここでの話の設定=犬夜叉は完全な人間状態で白髪ヘアー。

*タイムパラドックス=現代または未来又は過去を時間移動、自由に移動出来るかどうかは人それぞれ(ここではこの意味を採用)

(C)かおp(^-^)qアニ☆ランドmain character

日暮かごめ=17歳高校生
犬千代=かごめの近所の保育園児6歳
犬夜叉=戦国時代の少年戦士
奈 落=戦国時代の大盗賊の頭、
楓   =戦国時代の楓の村の巫女で村長23歳
桔 梗=戦国時代の巫女
蛮 骨=戦国時代のやとわれ少年兵のリーダー
蛇 骨=戦国時代のやとわれ少年兵

弥 勒=旅の若い坊主、おにぎりとXXXが好き

(C)かおp(^-^)qアニ☆ランドStory

Part 1

 梅雨に入ってもう1週間が過ぎたのに空は快晴、6月とは思えない良い天気、湿度も冬並みに低い日になっている。今年は異常気象のようだ。

ガス会社の 一部工事中の大型ガスタンク群の脇道を、急いで帰宅中の1人の女子高校生
日暮かごめ17歳、恋人作った経験無し)~~~。

「あーーっもっと早く学校出とくんだったわ、5時からの近*百貨店のタイムバーゲンに間に合うかしら?。」
かごめは 今日の授業が終了した時 はじめて バーゲンの事を絵里から聞かされたので おお慌て!
「なんで絵里ちゃん もっと早くその事を言ってくれなかったんだろー、あ〜〜あ。」
「由加・絵里・あゆみ達の家は店に近いからいいなあーー!。」
「それに比べてあたしの家は学校から正反対の方向じゃないのーー!。」
「学校が自転車使用と現金持ち込み禁止令出してなけりゃなーー。」
「いまどき高校生にもなって自分の自転車とお金を学校に持って来ちゃいけないなんて、ぜっったいおかしいわよ!。」
かごめは今の学校の規則に不満いっぱい!

ぶづふつ文句たれながら 腕時計を見ると
「ーー16:50!!。」
「、あと10分で店に着くなんて無理!もーだめーー!。」
走るのを止めて 突然歩き出したかごめ
「仕方ない 、絵里ちゃんにメール打っとこ。」
かごめは携帯をカバンから取り出した、そして、絵里達に5時の集合に遅れる事と、代わりにバッグを買っといてくれる事のお詫びとお願いメールの作業にはいった・・

・・・が、
かごめはメールの使い方が分からなかった!
「いつも絵里ちゃんに代わりにやってもらってたんだっけ・・・・・。」
「それじゃ・・お金かかるけど、コールを・・!。」
ディスプレイを見ると・・・!
「げげっっ!!?!バッテリー切れ!?。」
昨日寝るときに充電するのを忘れていた
「こんな時に限って・・・・・おばか。」
この付近にはコンビニとかの商店はまったく無いから電池が買えない
「そうだ、この先の公園の中に公衆電話があったから、そこでTELしよう!。」
かごめは走った

すると公園の方からにぎやかな子供達の声がする
いちばん元気がいいのは、かごめの家のある近所に住んでいる犬千代くん6歳男の子
日本人なんだけど、髪の毛は白色をしている
お友達たちに何か自慢をしている様だ
「みんなーすげーだろー、これがそうだぞーっ!!。」
「わーーっホントだーーっ!。」
子供達は犬千代くんのある部分に注目していた

「犬くん あそこで何やってんだろ?。」
かごめの足が止まった
ここからではよく見えない
犬千代くんが かごめに気付いた
「お前達先に俺の家に行っててくれ、俺 かごめと話があるから!。」
子供達「わかった、・・・のお祝いのカードゲーム楽しみにしてるから、早く終わらして来てね!。」
子供達は公園から出て行った
公園の中はかごめと犬千代の2人だけになった

犬千代くんが駆け寄ってきた
「犬くん もう学校は終わったの?カバンは家に置いてからここに来たの?。」
「もうボケたのか かごめー?。」
かごめ「えっ・・?。」
「俺は今 保育園年長組だぞ、学校は来年からなんだぜーっ!。」
「ボケ防止には魚の頭を食べると良いってママが言ってた、だから今日からした方がいいぜ!。」
かごめは顔をひきつらせながら
「相変わらず態度と言葉が乱暴なのね あんたは?。」
「年上の人には言葉遣いは丁寧にしなくちゃイケナイのよ!。」
「分かってるよ、でも かごめは将来俺の嫁になるんだから、構わないんだぜ!。」
「だから、俺様がおとなになるまで 歳をとるんじゃないぜ かごめは!。」
「・・歳をとるんじゃないぜ・・・って、。」
「まだそんなコト言ってんの犬くん?。」
「嫁 の意味知ってんの?。」
「おうっ!、俺 もう6歳になるんだぜ、バカにするなよ!。」
かごめの心の声(「完全に マセガキね こいつは!。」)

Part 2

「それよりかごめーっ、お前にコレ 早く見せたかったんだ。」
「そっそれっ、さっき何を友達達に自慢していたの?。」
犬千代くんは、シャツを上げて半ズボンを少し降ろし、カーゼをはがした
「俺 昨日 盲腸の手術をしたんだぞ、泣かなかったぞ!。」
「そして今日 ついさっき退院したんだぞ、偉いだろーーっ!?。」
ふんぞりながら 盲腸の手術の傷跡を見せ かごめに説明した
コレを見たかごめは
「わっわかったわ、もういいから元に戻してちょうだい。」
「そういえば おとついの夕方、あたしの家の近くに救急車が来てたわね。」
「それに昨日 犬くんを見てないし、彼の家が今日の朝はお留守だったわね・・。」
ぶづふつ言いながら
かごめはガーゼ・半ズボン・シャツを元に戻してあげた。

「さあ、一緒にお家に帰りましょ!。」
「おうっ!。」
「女の1人歩きは危ないから、この俺様が守ってやるから安心しな!。」
「あははははははっ・・・・・、はいはい・・・!頼りにしてるわ犬くん・・!。」
相変わらず態度がでかい犬千代
あきれっぱなしのかごめ・・・

2人が公園から出ようとした時
「キィ〜ン〜コ〜ンカ〜ン〜〜〜。」
目の前のガス会社の5時の終業のチャイムが鳴った
もう夕方なのだけど、6月の5時はまだまだ明るい
5時・・・・・・・・!?
5時といえば・・・・・
かごめは大切な事を思い出した!
「あっ・・・!バーゲンのコトすっかり忘れてた!。」
「絵里ちゃんに電話しなくっちゃ!・・・・・・っと、公衆電話みっけ!。」
「かごめーっ、用事あったのか?。」
かごめは犬千代くんの手を引いて、公園の中にある公衆電話にUターンした

そうしたら

突然 背中の方から、凄い金属音がした
「ガラガラガッシャーーンッ!!」と!
「なっ何っ、なにが起こったの?。」
かごめは驚きながら音のした方へ振り向く
その音がしたのは、ガスタンク群の一部工事中の場所
かごめ達からは 十数メートルしか離れていない、思いっ切り目の前!
「こっ工事用の金属の足場が全部崩れている!けが人はいる・・?。」
心配そうに見るかごめ

その彼女に・・
これからかごめ達に驚異となる驚くべきシーンの第1弾が飛び込んできた
「がっ・・ガスボンベが大きくへこんでいるっ!!?。」
工事用の溶接ガスボンベが数本 崩れた金属の足場によって壊れているのを発見した!
「これって・・もしかして・・?。」
「かごめーどうしたんだ、顔色がわるいぞ?。」
「いっ犬くん・・・、はやくここから離れよう・・・!。」
「・・離れよう・・・!って かごめ??。」
6歳の犬千代には まだ事態が把握できていなかった。

次の瞬間、かごめの不安が的中する出来事が発生した
壊れたガスボンベの1本に、静電気か何かの原因で引火してしまった
ボンベの裂け目から勢いよく炎が吹き出している!
まわりに次々と炎が広がっていった!
「どっ・・どうしょう・・。」
「消防所に電話しなくっちゃ、でも電話してたらあたし達大丈夫かしら?。」

この迷いが・・
この後に 彼女の運命を変えてしまうとは・・
今のかごめに分かるはずもない
はやく 決断できないのか かごめ!?!

Part 3

だが、彼女にはそんな時間すら 天は与えなかった
突然の大爆発が発生、
かごめと犬千代は声を出す事もなく、2人の体はあっという間に大きな炎に包まれ、それと同時に爆風の中に消えてしまった!
・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・
それからどれくらいの時間が経ったのか分からないが
ようやく かごめは気が付いた
「ここは・・どこ・・?。」
自分はあの世に逝ってしまったのか、それともまだこの世にいるのか判断出来ない
「これって・・あたしの手の平よねえ・・・・、一応足もあるみたい・・。」
自分の手足が付いているコトが確認出来た
「どうやら 助かったみたい・・・。」
安心した
「ふうっ・・・・・・・。」
「・・・あっ・・・!?。」
「人がイッパイ倒れている、しかも・・・・・!。」
そこには数え切れないほどの人間の死体が転がっていた
「・・・・うわっ・・・・・・。」
これ みんな爆発事故に巻き込まれた人達なの?。」

でもよーく見るとなんか変だ、みんな鎧をつけていたり、その辺に弓矢や刀が沢山ある
「まさか・・・!?。」
かごめは 戦国時代にタイムスリップしてしまったようだ。
「犬千代くんは・・・どこ!?。」
犬千代くんとはぐれてしまい独りぼっち!
「犬くんは無事なの!?・・・探さなくっちゃ・・・!。」

その頃 例の百貨店の中では、由加・絵里・あゆみ達がタイムセールの列に並んでいた
あゆみ「かごめちゃんとうとう間に合わなかったわねえー、絵里ちゃん 代わりに買っといてあげたらどお?。」
絵里「だめよ、余分なお金持ってきてないんだからぁ!。」
由加「あたしも!それなら あゆみが買ってあげたらどお?。」
あゆみ「だーーめ、だってぇ あそこに お一人様1個って張り紙してあるもん。」
由加・絵里「だったら 言い出しっぺしないでよ!。」
あゆみ「ごめんなさあ〜〜い!。」
相も変わらずの ボケ漫才をしている3人組、この時点では 彼女らには店の外数キロ先での出来事はわからなかった。

一方 戦国時代にきてしまったかごめは
「・・・・でも・・なんでタイムスリップしてしまったんだろ?かわらない!。」
「はやく 落ち着いた場所へ行きたい、安心したい!。」
だが彼女に安心の時間はなかった
いつの間にかすぐ横に人が
やらしい目つきをした3人の野盗が立っていた
次の瞬間
野盗お おんなだあ〜〜っ!。」
かごめは顔色が青くなり、全身に悪寒を越えた恐怖がはしった
「いっ・・・・・・!。」恐怖で声が上手くでない

かごめは素早く立ち上がりその場から逃げた
獲物を追うようにかごめを襲う野盗達、しょせん現代人と戦国の人間では体力に差があるから、追いかけっこは成立しない、結果は見えている。
すぐに捕まった後、羽交い締めにされたうえ、セーラー服のスカートを全開にめくられて、ちぎられて、すごく乱暴な事をされた。
「助けて ママ〜〜っ!。」

もうだめ かと思った瞬間、かごめの身体に覆いかぶさっていた野盗の顔が急に後ろへ180度回転した「ゴキッ!。」という鈍い音と共に!
野盗A「ぼげっ・・・ぐばぁっっ・・・?。」
かごめの目に新たな3人が加わった
突然現れた 白髪の少年兵がやったみたいだ
野盗B・C「なっ何だてめえらは!?。」
白髪の少年兵「・・・・・・・・・・。」
白髪の少年兵は何も言わずに1人で野盗3人組に速攻攻撃をする
とても強い!あっという間に野盗3人組を撃退してしまった!
野盗達
「おっ覚えてヤガれっ!!。」
退散していった。

その場には かごめと少年兵3人 だけになった
白髪の少年兵が かごめに近づいてきた、そして片膝を付いて かごめを見つめた
彼の顔をよく見ると 美形! に見えた
かごめは
「こっこの雰囲気は・・・!?!。」

かごめの勝手な想像
白髪の少年兵「君イ 大丈夫かい?けがは?。」
かごめ「えっ・・ええ・・なんとか・・・・。」
白髪の少年兵「良かった、でも顔色がよくないな。」
「いけないな、キミみたいなかわいい人にはそういうの 似合わないよ。」
「大丈夫 ボクが治療してあげよう キミの病んだ心とともに!。」
かごめ「えっ・・・?。」
「あっ・・・!?。」
白髪の少年兵は、優しく かごめに唇を重ねた!
かごめ「・・・・・・・・・!。」

Part 4

と 美しい事を考えてしまったが
今のここはルール無用の戦国時代、自分に都合の良い展開になるワケがない

白髪の少年兵が かごめに接近すると
かごめ「あっ・・・?!。」
かごめを持ち上げると、まるで荷物を取り扱うように持ち運んだ
驚いたかごめは
かごめ「ちょちょっと・・何する気なの あんた!?。」
と 言おうと思ったけど、白髪の少年兵の目が異様に恐ろしく見えたので、恐くて声が出なかった
荷物をイッパイ積んだ荷車に無理矢理載せられた直後 それは急発進した

別の少年兵B「おいっ女、落ちないようにしっかりとつかまってろよ!。」
かごめ「・・・・・・。」
声が出せない
別の少年兵C「なあ・・こんな変わった服着ている女どうすんだよ?。」
白髪の少年兵「・・・・・!。」
ギロッとにらみ返した
別の少年兵C「・・あ・ああ、わかったよ。」
白髪の少年兵「・・・・・・!。」

これを聞いていたかごめは
今すぐにでも逃げたいのだけど、体がうまく動かせない、恐い!
かごめ「あたし何処に連れて行かれるのだろう、これから売り飛ばされにいくのかな・・・・?。」
「そしてこの時代で奴隷として一生を過ごしていかなきゃならないのかな? 。」
「あたしの場合 女だから 、ああして・・こうして・・あんなことをされたり こんな事をされたり・・***!、。」
「きっとものすごーーくやらしい事もされるんだわーー!。」
「だったら、そんなのは ぜえーーったい イヤ!。」
でもこんな状態ではどうにもならない、なすすべはナシ、
いうとおりにしているだけ!
ため息をついても 声になっていない
この世に神様は居ないのか・・・・・・?


「神様、仏様、イエスキリスト様、マリア様、アラーの神様、その他の神様、誰でもいいから このあたしをどうかお助けください〜〜!。」
「・・・・・・・。」
考えてみてもダメ
両方の手を握って ただ祈るだけ
いたずらに時間だけが過ぎていく

そうしているうちに、いつの間にか夕方になっていた
ここは山に囲まれているので暗くなるのが早いようだ

しばらくすると人里が見えてきた
だが たいまつを持った人が壱百人近くもいる、まるで火の玉の団体さん!なぜだろう?これからどこかへ戦争をしに行く準備でもしているの??
近くまで来ると全員武装した侍ではなく ただの農民だった
その群衆の中に巫女姿の女性がいた

村人A「楓さま、あのバカ3人組が戻ってきたようです。」
楓「うむ、。。」どうやらこの村では偉い人のようだ
白髪の少年兵一行が村に到着した

すると
白髪の少年兵「おう 戦利品イッパイ持って帰ってきたぜ、少しはましな暮らしが出来る様になるぜ 楓ばばあ!。」
楓「村長と呼ばんか 犬夜叉!それにワシは ばばあ ではない、まだ23歳だ!。」
かごめの心の声=「この白髪の少年兵の名前は 犬夜叉 っていうの?。」
「随分態度がでかいから、この村では一番強いのかな?。」

楓と犬夜叉の会話が続く
楓「その豪華な荷物はどうしたのだ?まさか・・?。」
犬夜叉「そのとおり!奈落の手下が持っていたのをちょっと・・。」
楓と村人達「なっ・・奈落・・!。」
そこにいた村人全員がざわめいた!
楓「お お前、自分が何をやったか分かってんだろうな?!。」
犬夜叉「おう、大盗賊 奈落 の事ぐらい知ってらあ、それがどうしたってんだよ楓ばばあ!?。」
楓「いい加減に村長楓さま と呼べ馬鹿者!!。」

犬夜叉「うるせえなあ〜、わーーったよ楓ばばあ。」
楓「あのな・・・・分かってないではないか!。」
犬夜叉「心配すんなって。」
「どーせ奴らが その辺の村から略奪してきたもんだろうから、俺達が頂いたって問題ないって!。」
楓「いや そうではなくて・・。」
犬夜叉「あんまり心配し過ぎると老化が早まるぜ!。」
「確かに 奴ら(奈落)は俺達の村の100倍の1万人以上の部下がいるし、凶悪極悪非道で有名だけど、俺様は平気だぜ!。」
「もしこの村に攻めてきたら、俺様がみいーーんなやっつけてやるから 安心してなって!!。」
犬夜叉は楓の肩に手を置きながら 強気な態度だ

すると楓が
楓「ワシが一番心配しているのは、奈落のもとへ嫁いでいった桔梗 お姉さまの事だ!。」
犬夜叉「・・・・・・・!!。」
犬夜叉は急におとなしくなった

Part 5

かごめ「・・・・・・・?。」
楓「やはり桔梗お姉さまの事が気になるようだな・・・犬夜叉!?・・。」
楓「だから・・・ん!??。」

突然犬夜叉は楓を無視して
犬夜叉「おう、てめえら 見せモンじゃねえ さっさとどきやがれ!!。」
楓「桔梗お姉さまの事が心配ではないのか犬夜叉?。」
犬夜叉「ケッ、、そんなもん忘れっちまったぜ。」
「どけっ、もっと広く道を開けろっ てめえら!!。」
楓「なっ・・・!!?。」
村人達「・・・・・!!?。」
村人の西前「き・・・桔梗さまの事を 忘れた だなんて・・!!。」
村人A「なんて冷酷なやつなんだ・・・・・!!。」
村人達「んだ・・・!そうだ!。」

ここまで言われたが、犬夜叉は無視!

荷車を引いてその場から去って行った
楓「おっおい待たないか犬夜叉・・まだ話が・・・!。」
犬夜叉は楓を完全に無視
別の少年兵B「じゃ そーゆーコトで 楓の村長。」
別の少年兵C「おやすみなさ〜い!。」
村の中に消えていった

村人達が楓のまわりに集まってきて
村人A「何考えてんだか・・犬夜叉は!。」
村人B「あの3人組はこの村のお荷物だ!、とくに犬夜叉は厄介者だ!。」
村人C「やつらをほっといていいんですか楓さま?。」
楓「うむ・・これ以上話してもこじれるだけだろうから、明日改めて話そうと思っておる。」
村人の西前「楓さまがそう言うのなら仕方ねえべ。」
村人達「んだ、そうだな・・・・。」
みんな一応納得した様だ

村人の西前「ところで楓さま・・言いにくいんだがぁ〜よ〜。」
楓「なんだ?。」
村人の西前「荷車に乗っかってた 変な服を着ていた おなご、暗くて分かりにくかったけどぉ〜、なんか 顔が桔梗さまに似てなかっただか〜あ?。」
楓は
楓「わしにはそのようには見えなかったが、おぬしの見間違いではないのか?。」
村人の西前「いやーーそんなことはないと・・・・・。」
楓「そんな事より、村の警戒はどおした?、交代で良いから奈落の手下の攻撃(仕返し)にそなえるのじゃ!。」
村人達「・・あ・・そうだったべな、さっさと配置にもどらねえと・・まずいべや!。」
村人達は警備に戻った

これらを見て楓は安心した
楓「ふうーーっ!。」
「あの 変な服を着ていたおなごが桔梗お姉さまにそっくりだというコトが 今 村人どもに知れたら動揺がはしって、 奈落と戦闘どころではなくなるかもしれんからな。」
「こういう事は時間をおいた方が良かろう・・・! もし、逃げてきた桔梗お姉さまを取り返しに奈落が直接がやってくるーーなんてウワサがたったら面倒だからな!。」
楓は、こうするコトがこの場では良策だと考えた

楓「じゃが、あの おなご・・、いや もっと若く見えたから 娘 かな?、心配だ、。」
「どれ、ちょいと見に行ってやるか、どーせ犬夜叉のやつ 自分の大切なモノは あそこに持っていくだろうからな!。」

一方犬夜叉は

心の中でこのように考えていた
犬心「・・・・・桔梗お姉さまの事が心配ではないのか犬夜叉?・・・か・・・。」
犬心「・・その逆だ、桔梗の事は1日だって忘れたコトは無い、。」
「毎日が心配の連続で心が苦しいぜ!。」
「・・いまごろどうしているんだ桔梗?。」
「表向きは、村どおしの親睦を深める為に、対等結婚ってコトになってるけど、。」

「実際は、強引に奈落のヤローに連れて行かれたんじゃねえか!。」
「しかも ひとことでも文句を言ったら、この村とすべての人間を 完全にこの世から消してしまうと脅されて!。」
「思い出しただけで怒りが爆発しそうだぜ!。」
「奈落のやつに 毎晩変な事されて 人のいない所で密かに泣いてるんじゃないだろうか・・?。」
「もしかしたら、もの凄く嫌な事されてるかもしれねえ。」
「ああいうコトとか〜〜〜〜!。」
「動物的 ***!。」

「奈落のヤローに人の心なんて まったく無いからな、きっと毎日残酷な事されてるにきまってる!。」
「・・・くそ〜〜っ・・・。」
「このオレがもっと強かったら!、。」
「もっと権力を持っていたら〜〜!。」

犬夜叉の心は憎しみで一杯だった

その事は、迫力という形で、かごめの方にもしっかりと伝わっていた
かごめはとても恐かった

Part 6

だけど 
心の中では考えられるだけの事は まだ出来た
「桔梗って誰の事?。」
「楓という巫女さんが お姉さまと言っていたから、その人も巫女さんなの?。」
「あなた(犬夜叉)はその桔梗のコトをどう思っているの?。」
「ずいぶん 何かを思い詰めているようだけど、桔梗のコトなの?。」
「若い男と女のコトだから、もしかしてあんたその人(桔梗)の事好きだったりして!??。」

などというコトをたずねようと思ったけどぉ
今の犬夜叉の表情を見ては  とても言えなかった

よけいな事を考えているうちに、ボロイ小屋の前に停止
犬夜叉は何も言わずに、かごめを小屋の中に無理矢理押し込んだ!
そしてカギをして何処かへ行ってしまった

かごめは
「ちょっと!なんてことするの、ここから出してよ!?。」
「あたし 荷物じゃないわ、人間よ!、女の子なのよ!、ひどいじゃないの!、この横暴者!。」
かごめは扉を叩きながら訴えた!

と  しようとしたけど、なぜか力が出なかったので するのはやめた
急激な環境の変化と 外科医を超えた・・・ではなく、限界を超えた緊張の連続だったので、疲れがど〜〜〜〜っと出てきたから!
「あ〜〜っ疲れた、もう立ち上がれない。」
干し草と稲わらの切りくずの山の上に倒れ込んだ
「ここから逃げたいのだけど 力が出ない、これは環境の変化のせい?。」
「それとも・・・?。」
かごめは考えた

夜になっていたので小屋の中は真っ暗
「明かりぐらいサービスしてくれてもいいのにぃ〜。」
「あっ そうか。」
「今のあたしは 荷物同然の扱いだったんだっ。」
「だよね〜〜〜!。」

まわりが暗くて見えないから何もできない、考えるコトだけしか出来ない
「〜なんだか急に眠くなってきたなあ〜。」
「あ〜 これだけ疲れているのに、足や腰がなんともない、なぜだろう?。」
「う〜ん〜。」

ここで 1つの考えが出た!
「もし〜〜。」
「・・かしたらあ〜。」
「これって もしかしたら。」
「あたしの湯嫁の中の   夢の中の出来事だったりして!。」
「きっとそうなんだ!。」
「うん、これが正解!。」
簡単に自己完結していた
かごめが緊急事態の時は、考えの範囲に制限は無いようだ!

自分が変な言葉・間違ったコトバを考えてしまうほど疲れているというのに、まだ気付いてはいない
正しい判断が出来なくなっているというコトを!

「・・そうね・・。」
「眠ってしまえばこんな悪夢ともおさらば出来るんだ。」
「はやく眠ろう!。」
「顔や体がちくちくするけど、これも錯覚ね・・そうに決まっている。」
「これ以上心配する必要はないんだ。」
「〜おやすみなさあい〜。」
かごめは眠ってしまった

そして

数時間後

誰かがあたしのセーラー服を引っ張っている!
だれだろう?
声が聞こえてきた
「・・おきて・・、起きてよ お姉ちゃん・・。」
「お お姉ちゃん・・・??。」
「草太?そうた の声?。」
「草太が起こしに来てくれたの?。」

目を開けると 窓の外は良い天気
「あーーまぶしい、朝になったのね。」
「すずめの声が聞こえるから 朝に間違いない!。」
「それにしても ひどい夢見てしまったな〜〜、犬夜叉ってやつ恐かったけど いい顔してたなーー。」
「悪夢を見た後は かなり疲れるらしいから、コーヒーを飲んでさっさと学校へ行かなきゃ!。」
「ところで今何時?目覚まし時計は何処へいっちゃったの?。」
探したけど見つからない、なんで?なんか変?

また声が聞こえた
「変な人・・!。」
草太の声と違う!
「へっ?!?・・・・・・・・・・。」
かごめは固まった

服を引っ張っていたのは 草太ではなく 知らない小さな女の子だった
時代劇に出てくるような ぼろっちい 貧乏人の服を着ている!
「草太って誰?学校ってなに?その他?。」

かごめは
「・・・・・・・・・。」
すぐには返事出来なかった
でも 何か質問してみたい

勇気を出して
「あなた誰?ここはどこ?。」
と 声に出して言おうとすると
いきなり女の子が
「あのね 変な服を着た お姉ちゃん・・・。」
かごめの心の声「へ 変な服着た お・・・・・?!。」
「ん!?。」

かごめが女の子に話そうとしたら、イキナリ小屋の扉が開いた!
犬夜叉1人が入ってきた!
そして 何もしゃべらず 荷物を運ぶように 素早く かごめを小屋の外に連れ出した!
かごめ「あっ!!。」
女の子は
「・・もうすぐ犬夜叉の兄ちゃんが入ってくるから 気をつけたほうがいいよ・・・と伝えようとしたんだけど、間に合わなかったみたい〜!。」
犬夜叉に抱きかかえられたかごめは
「・・って、もう遅いわよ もう・・!。」
かごめはどこかへ連れて行かれた

二人は楓の村の中を流れている小さな川までやって来た
犬夜叉はかごめをかかえたまま川の淵にしゃがみ込んだ
そして かごめの頭を無理やり川の中に押し込んだ。手で強引にかごめの顔をなでた後、髪の毛をつかんで水の中から頭を出した
かごめは超びっくり!!
「ちょっと なんてひどいコトするのよ!?。」
やっと大きな声で文句が言えた!かごめの肩から上はびしょ濡れ!

犬夜叉は
「へえ〜〜、汚れを落としたら〜キレイになるもんだな〜!。」
「結構いい顔してるじゃねえか、桔梗と同じくらい美人だぜ!。」
かごめ「えっ・・!。」
犬夜叉の突然のこの言葉に、なぜか顔が赤くなった、照れた!

Part 7

犬夜叉は顔を かごめの顔に近づけて
「近くで見るともっと魅力的だ〜。」
かごめの心の声
「そ・・そんな・・・!み魅力的だなんて・・。」
「いきなりそんな事言われたら困っちゃうじゃないの・・。」
照れx(2)になった、でも 無口状態

今度のは、恐いから言えないんじゃない
なぜか はずかしくなったから
今までなら、これと同じ事言われても、「くっさいセリフ!。」
と、終わってたけどぉ!
なぜだろう?「あたしこの人に気があるのかな?。」

かごめは考えた
「やっぱり あたしの心の誤作動かも?。」
「たぶんそうだ、恐くて乱暴なコトされてきたから!。」
「こんな人、好きになるはずがない。」
自己完結!

・・・・・・に、なろうとしたら、犬夜叉が
「オレの女にふさわしい・・・!。」
突然こんなスゴイ事 間近で言われたもんだから かごめは
「へっ?なに言い出すのこの人は?も〜〜っと困っちゃうじやないの!。」
とまどうかごめ
そして、更に
「これって、求愛よねえ〜〜、積極的〜(犬夜叉の事)!。」
「これだけ一方的にされているのに 拒否しようとは思わない。」
「彼が美男だからなの?。」
「やっぱりあたしの心の誤作動じゃないのかなあ〜〜?。」
「LOVE?マジ?〜。」
かごめの心の中はLOVE熱で混乱状態!

犬夜叉は かごめに質問をした
「おめえ、名前は なんて言うんだ?。」
「歳はいくつだ?15歳か?それともまだ14歳なのか?すぐに答えられないとこをみると、13歳だったりして?。」
「もしそうだったら(13歳は)、数え歳の15歳になるワケだから・・・、。」
「問題は 無いって事か〜〜。」
「早く教えてくれよ?。」

かごめは
「・・かごめ・・あたしの名前は かごめ っていうの・。」
犬夜叉「かごめ かあ〜〜、イイ名だ!。それで 歳は?。」
かごめ「17歳 高校2年生。」
かごめは照れながら答えた。

これを聞いた犬夜叉は、突然態度が変わった

「なーんだ17歳か、行き遅れじゃねえか、。」
「でも 2歳ぐらいの差だったら、問題は無いか!。」

この犬夜叉の言葉に、かごめは冷静に戻った

しかも、もんくを声に出せるようになった!
「ちょっと 、行き遅れってどおいう意味よ!?問題があるとか 無いとか、何のことなの?!。」
「それに 人に名を訪ねる時は 自分から先に名乗るべきよ、わかってんの!?。」
「失礼なヤツ!!。」
ハッキリ言えた!

ここまで言ってやったら、少しは犬夜叉は引き下がるとかごめは考えたが、そんな事はなかった
一方的さはそのまんま!

犬夜叉は自分の顔を ぐぐいっ と更にかごめの顔に近づけて
「俺の名は 犬夜叉って言うんだ!。」
「・・あっそっか、昨日楓ババアとオレの会話 すぐ近くで聞いていたよなあ、おめえ 記憶力きたえた方が良いぞお〜〜!。」
かごめ「うるさいわね、それぐらい覚えてるわよ!あんたの歳早く教えてよ!?。」
犬夜叉「えっ〜〜〜と、たしか15歳だと思った。」
かごめ「15歳!?あたしより年下じゃないの!あなた 態度でかいわよ!?。」
犬夜叉「うるせえなあ〜。」
犬夜叉「年下とか年上とか、めんどくさいコト言うなよ、気にしちゃイケナイぜ!。」
かごめ「気にするわよ!。」

かごめは犬夜叉と会話を続けようとした
年上は敬わなければならないという事を教える為に
だが言うことを聞いてくれない

すると 次の瞬間 、犬夜叉がかごめの体を抱きかかえた!!
かごめ「ちょっと、なんてことするの?あたしに何をする気なの!?。」
「まさか、これから変なコトをする気じゃ・・・!?。」

Part 8

「あっ!!?。」
次の瞬間、かごめは犬夜叉に片腕で荷物を持つように運ばれた
かごめは
「あたし荷物じゃないわ、人間よ、女の子よ!もっとていねいにしてくれても良いじゃないの!?。」
犬夜叉=「・・・・・・・・。」
かごめ=「だまってないでなんとか言いなさいよ、あんた!?。」
犬夜叉は無視している
かごめは ふくれ顔

犬夜叉の足が止まった!
やって来たのはさっきまでかごめが閉じこめられていた小屋だった
勢いよく入ると犬夜叉は、かごめが寝ていた 乾燥したイネわらの山をどけた、足で!、
犬の穴掘りのように素早く!
これを見たかごめは感心した
「すごい・・!。」

「・・っと、こいつのやるコトに見とれている場合じゃなかった、。」
「彼 これから何をする気なの?。」
かごめは心配!

犬夜叉は
「やっぱりここに限るぜ!。」
かごめ「?。」
犬夜叉が乾燥したイネわらの山をどけると、木の壁に1メートル四方の扉が現れた
犬夜叉は片手でかごめを抱きかかえたまま、器用に片足で扉を開けた
2人は中にはいった

これらの様子を窓から密かに見張っていた楓も小屋の中に入った
犬夜叉たちに気付かれないように 
小さい入り口の外から慎重に 引き続き 犬夜叉の監視を続けた
楓「・・・・・・・・。」

中に入るとすぐに犬夜叉は、かごめを床に降ろした
ちょっと乱暴にやったので、
かごめは
「いたっ!!。」
かごめは おあむけに床に寝ている状態
「ちょっと〜ひどいわよ あんた〜!。」

すると犬夜叉が
「オイッ、服をぬげ!。」
突然のこの言葉にかごめは驚いて
「え゛っっっっっっ゛!?。」
「ぬげ・・ですっってえーー!?。」
犬夜叉=「聞こえなかったのか?。」
「脱げないのならオレが手伝ってやるぞ!?。」
かごめ=「な゛っっ゛!!?。」
「あ・あんた・・・・・!。」
かごめは恐くてたまらない状態

だが

みていた楓は落ち着いていた
なぜ?
犬夜叉がこれからかごめにする事を認めているワケか?
なにも考えずに?

いや 冷静な楓のコトだから、
犬夜叉のするコトがすでにわかっているのかも!
かごめにとって
安全というコトが。

物語の再開→

楓は

「この様子だと よけいな心配はいらないようだな。」
「犬夜叉はたぶん かごめに アレを見せたいんだろう。」
「そして 桔梗お姉さまとそっくりの格好をさせたいんだろうな・・! 。」
「かごめの顔がそっくりだから。」
「強気なコト言ってるが、やっぱり桔梗お姉さまの事を〜〜。」
「今頃 桔梗お姉さまは奈落の所でどうされているのか〜。」
「そちらの方が一番心配だな〜。」
不安な顔で 
空を見上げる楓。

Part 9

その頃 大盗賊奈落の屋敷では

ここは楓の村と違い とても広い庭と大きな建物がイッパイ!武装した人間の数も何百人から数千人といる!ちょっとした戦国時代のお城という感じだ!

ただし、建物の中はそんなに豪華ではない、壁は金色ではなくフツーの白色。床はすべて板張りでタタミは一枚もひいていない。大盗賊にしては地味! 
倹約しているから?いや、極悪人の奈落がそんなワケはない、これは彼の趣味!? めんどくさいから? もしかしたら 村を攻めた時に タタミを作れる人間まで逝かせてしまったから こうなのかもしれない。

そんな奈落が、奈落の間と呼ばれる広くてとても地味な部屋に座っていた。
盃に水を入れて 酒を飲んでいるフリをしている。彼は酒は飲まないようだ

ひとりの部下がやって来て、奈落にヒソヒソ話しをする
奈落=「戦利品が 楓の村の連中に奪われたのか・・!。」
「どおりで 昨日 村を攻めたのに手ぶらで帰ってきた連中がいたワケだ!。」

これを聞いていた幹部の部下達は
幹部の部下1=「だったら何故 昨日この事が分からなかったのかな?。」
幹部の部下2=「分かってないな おぬしは、 奈落サマの性格の事。」
幹部の部下1=「なぜだ?ワシは昨日ここの屋敷にはいなかったからな!。」
幹部の部下2=「奈落サマが、連中の手ぶらの姿を見てすぐに 全員あの世逝きにしてしまったからだ!死人に口無し!。」
幹部の部下1=「なるほど・・・!。」 顔が真っ青!
幹部の部下2=「だけど奪われた荷物は、かんたんに取り返せるか?楓の村には犬夜叉とかいう厄介な小僧がいるぞ?!。」
幹部の部下3=「そうだな・・あいつはガキのくせに とても強いぞ!。」

すると
幹部の部下4=「お前達、そんな心配しなくても 簡単に解決できるぞ!。」
幹部の部下1・2・3=「なにか良い方法があるのか?。」
幹部の部下4=「もちろん!。」
幹部の部下4=「鉄砲を一丁(1本)を持って行くんだ。」
幹部の部下1・2・3=「???。」
幹部の部下4=「これと荷物をかえて!(かえで) 。」
「わーははははははっ!。」
幹部の部下1・2・3=「・・・・・・・・・・つまらんダジャレを・・!。」

この時 奈落の表情が恐くなった!

次の瞬間 奈落が立ち上がった
・・と思ったら 右手が消えて・・!

「ドカッ!!。」
大きな音がした!?

ダジャレを言った幹部の部下4の体が床を通り越して 地面に深くめり込んでいた!

奈落は
「ワシは 冗談が大嫌いだ!。」
幹部の部下1・2・3は声が出ない(恐怖で!)
奈落の間は静まり返った

突然フスマが勢いよく開いた!

「相変わらず人間の使い捨てが得意なようだな 奈落!。」
幹部の部下1・2・3=「ばっっ 蛮骨と蛇骨!?。」
あばれ少年兵 蛮骨と蛇骨が登場した!

蛇骨が床に出来た穴をのぞき込んで
「あーあ 深い穴作りやがって〜、中のヤツ生きてたら奇跡だな!。」

巨大でとても重い刀 蛮竜 を片手に持った蛮骨が一歩前に出て
「俺達を急に呼び戻しやがって、何か重大事件でも起こったのか奈落?。」

奈落は座り直して

「桔梗という巫女を探してこい!。」

蛮骨=「はあ?。」
蛇骨=「おおっ、それって(巫女) 色男の事か?すんげー贈り物じゃねえか、早く探しに行こうぜアニキ!。」
蛮骨=「バカっ、巫女ってのは女の事だ。」
蛇骨=「色男を探しに行くんじゃないのか?つまんねーーー!。」

Part 10

蛇骨はがっかりの表情

蛮骨は
「どーゆーワケがるのか知らねーが、あんた(奈落)の依頼だ、引き受けたぜ!。」
蛮骨は振り返ってその場から立ち去ろうとした
蛇骨は、とてもつまらなそうな表情
「ちっ・・・・・・!。」
ぶつぶつぼやいている、
蛮骨に聞こえないように 彼なりの努力をして文句言っているようだが
しっかりと聞こえていた

蛮骨は停止した
そして 蛇骨の方を見た
蛇骨=「どうしたんだ アニキ?。」
これから蛇骨を叱る 怒る のか?

と 思ったら、その向こうの奈落に用があったようだ

「ところで、楓の村の犬夜叉とか言うヤツの事はいいのか?ずいぶん強そうだが?。」
奈落=「キサマらが心配する必要はない、早く桔梗を探しに行ってこい!。」
奈落は恐い表情で蛮骨らに命令する

奈落の言葉に蛮骨は文句を言わずに
蛮骨=「行くぞ 蛇骨!。」
蛇骨=「お おう、・・。」
蛇骨は一応蛮骨に従っているようだが、なんか物足りなさそう!
2人は奈落の間から出ていった

そして桔梗の捜索に出かけた

蛮骨と蛇骨が部屋から出ていった後
奈落もぶつぶつ独り言を何かいっていた
「桔梗の愚か者が・・・・・・・。」
「この私との祝言(結婚式)の前夜に 谷底に身投げしおって・・。」
「自殺したように見せかけても この私の目はごまかせんぞ!。」
「奴ほどのすぐれた知恵者なら やりかねないからな!。」
「・・一度もらったモノは 絶対に手放しはしないぞ 桔梗 !!。」

「パッキーーーン!。」

奈落は盃をにぎりつぶした
幹部の部下1・2・3達は 青い表情で見ている
奈落はなんとしてでも 桔梗を自分のモノにしたいようだ

桔梗は奈落から逃げたようだが、楓の村には戻っていないし、犬夜叉達にも会っていない
はたして 彼女は今どこに居るのか?

奈落が 蛮骨と蛇骨を差し向けた為 更に危険が増えた

それから30分後

蛮骨と蛇骨は山の中の分かれ道に来ていた
「右=楓の村  左=(桔梗がいなくなった)谷。」

蛮骨が左へ行こうとした時、蛇骨が急に止まった
「どうした 蛇骨?。」
「・・あ・・アニキ、。」「オレちょっと  ・・  トイレ。」
「トイレ? しょーがねえな 待っててやるからさっさとここで済ませろ!。」
「ここで・・って、恥ずかしいぜ、ちょいと向こうでやってくるからさ、アニキ 先に行っててくれよ、すぐに追いつくからさ!。」
「そうか・・、分かった 先に行ってるから 早く済ませるんだぞ蛇骨!?。」
蛇骨は森の中へ消えていった
蛮骨は左の谷へ向かった

蛇骨は

蛮骨が見えなくなったのを確認したら、急に笑顔になった、なぜ!?
「フッッ・・!蛮骨のアニキには悪いけど オレは楓の村に行かせてもらうぜ。」
「待ってなよ犬夜叉ちゅぁ〜〜ん!この蛇骨様がもうすぐ愛しに行ってやるからよお〜〜!(LOVE。」
蛇骨はアブナイ事を言い始めたようだ

少し先に進むと、おにぎりを食べている 若い坊主に出会った

蛇骨は
「おっ おめえが犬夜叉か?すっげー色男じゃねえか!会えてうれしいぜ!。」
イキナリこんなコト言われて若い坊主は困っている
「私は旅の僧侶 弥勒という者です 犬夜叉ではないが・・?。」
蛇骨は 色男はすべて犬夜叉 だと思い込んでいるようだ
「照れやがってよお〜、今さら隠すなって 犬夜叉ちゃん!。」
「だから違うと言ってるのに、犬夜叉とは何者ですか?。」
「おーーー やっと認めてくれたか犬夜叉ちゃん、ウレシイぜ!。」

蛇骨の妄想が止まらない
弥勒はあきれながら困り状態

Part 11

だけど蛇骨はそんなコトお構いなしに弥勒にせまる!

弥勒は大迷惑!!
「たっ・・・たのむから離れてくれ。」
「いいじゃねえか犬夜叉ちゃん、オレともっと仲良くなろうぜ!。」
「だ〜〜から、私は犬夜叉じゃない、弥勒 だって言っているではないか!。」
弥勒がこれだけ言ってるのに
蛇骨はまったく聞いていない、彼の犬夜叉への妄想はかなりひどくなってきているようだ

蛇骨は更に弥勒に迫ろうとすると、

蛇骨の着物の後ろの衿を誰かの手がつかんだ!?
そして同時に ぐいーーっと蛇骨の体が持ち上がった
「ん?あっ、蛮骨のアニキ!?。」
いつの間にか蛮骨がそこにいた!

「おう 蛇骨、もうトイレは済んだのか?。」
「それにしても変わったやり方してえみたいなようだな。」
「俺の前ではするの嫌がってたのによ?。」
「あっこれはだな・・蛮骨のアニキ、つまりその・・なんだ・・・、。」
蛇骨の苦しい言い訳

「ほーーっ、若い僧侶に抱きつきながら する くせがあるのか お前は?。」
「オレがぼーーっとしてたのでこうなったんだ、偶然よぉ、、、。」
蛇骨の意味不明な言い訳

すると蛮骨が

「しょーがねーな。」
「許してくれるのか蛮骨のアニキ?。」
蛇骨はウレシイ表情

「そんじゃまーアニキが許してくれるのなら、もっと愛を犬夜叉ちゃんと深めて・・・・・・ 。」
「・・へっ・・?。」
次の瞬間
蛇骨が弥勒から勢いよく引き離された!
「何すんだよアニキ!?。」
「俺達はこんなトコで遊んでるヒマはねえんだ、さっさと行くぞ!。」
「え゛ーーっそんなーーっ?!。」
蛇骨は蛮骨に引きずられながら森の中へ消えていった

弥勒はあきれた顔で2人が消えていった森の方を見て
ぶつぶつ 独り言していた
「もうすぐ村に着くというのに、とんでもない男にであってしまったな・・・!。」
「おかげで私のおにぎりが落ちて土まみれになってしまったではないか。」
「ーーさっさと出発しよう、この先の村でおにぎりをごちそうになるとするか!。」
弥勒は楓の村に向かった

弥勒は 蛇骨のせいで楽しみにしていた昼飯が満足にできなかったので、普通の者なら怒り満々「コノヤローーッ!!。」のところだが、
キリリと引き締まった表情で歩いた、さすがは人間がデキている僧侶!
・・・・・ではなく、にやけたカオをしていた。
よっぽど おにぎりが好きで たくさんもらいたい らしい。
事前に 村長の楓のおにぎりがオイシイという情報をゲットしていたので!。

弥勒が蛇骨に言い寄られたこの場所は山の中だが、
あと数十分歩けば 楓の村に着いてしまう
蛮骨は蛇骨を連れて、桔梗の捜索にさっさと行ってしまったが

数日後、この楓の村で蛮骨が犬夜叉と (!)危険な対決をすることになるとは、
この時はまだ蛮骨は想像出来なかった。
(当たり前だけど;;)
しかもそれは
あの奈落に逆らってしなきゃならないほどの戦いになるので、
蛮骨にとっては 後戻りが出来ない 決死の行動!

犬夜叉と蛮骨の炎の対戦まで あと数日!

その頃 
楓の村では

犬夜叉が秘密の部屋(犬夜叉だけがそのように思っている)、
かごめに迫っている真っ最中!

いきおいよく犬夜叉が
「脱げないのならオレが手伝ってやると 親切に言ってやってるのに なんで言うこと聞かないんだ!?。」
「当たり前でしょ!?。」
「親切とかそーゆー問題じゃないっ、あんたがこれからやろうとしているコトは 獣ケダモノっ!。」
「言うこと聞かなくてトーゼン゛!。」

Part 12

犬夜叉も負けていない
「おめえ 物わかりわるい、ハッキリ言って・・バ・カ・だ!。」
かごめ=「なんですってぇーーっ!?。」
「正しいコト言ってるのになんで バカ なの?間違っているのは そ・っ・ち!!。」

かごめは頑張っている
犬夜叉は
「ちっ しょーがねえな!。」
「物わかりわるい奴には・  これに限るな・・・・・!。」
かごめは
「・・・・・なっなにする気なの?。」
犬夜叉は両手でかごめの頭をつかんだ
そして、カオをぐーーいっと 近づけた、かごめの顔に!
かごめ
「・・・・・・・・・・!。」
文句を言おうとしたけど、犬夜叉が恐くて、また言えなくなった
犬夜叉は
「おいっ!。」
かごめ
「・・・・・・・・・!!。」

犬夜叉は いきなり かごめの頭の向きを変えた!
「ゴキッ!?!。」
これは犬夜叉の変わった愛情表現のひとつなのか??

かごめ
「・・・・・・・・・いったっっ!!(心の声)。」
「ひどいじゃないのっもっと優しくしてくれてもいいんじゃないの?、(心の声)。」

「よく見やがれってんだ。」
犬夜叉の言葉にかごめは「えっ!??(心の声)。」
たくさんの素晴らしいモノが目の前にあった!
「すっ・・すっごい女性用着物が沢山ある!(心の声)。」

犬夜叉はかごめの頭から手を離した
「好きなやつ着ていいぜ、気に入ったものがあればおめえにやる。」
この驚きの言葉にかごめは
「ええっ!!?あたしにくれるの?。」
「おう、おめえの服汚れているからな、キレイにしないと。」

かごめは安心した
ついでに またしゃべれるようになった
「なーんだ そうだったの!。」「あたし 疑っていたみたい。」
「・・というコトは、。」
「わーーーい!。」
かごめは着物に飛びついた!とても嬉しい!
「いちいち着替えるの面倒だから、今着ている服の上から試着してから 後で着替えよ〜〜っと!。」
「おう、好きにしな!。」
犬夜叉は腕を組みながら横を向いている

かごめは笑顔で服選びに熱中!
「どれもこれもステキ!選ぶの時間かかりそう!。」
「この柄のやつがいいな。」
白地に桜の花びらデザインの着物を着てみた

「こんなにたくさん集めるの大変だったでしょう、いったいどうしたの?。」

犬夜叉は
「なーーに  たいしたコトねえって!。」
「たくさんの仏さんから頂いてきた!。」
「ふーーん、仏さん・・・か、仏さんねえ・・・・・!。」
「え゛っ゛!??。」

「仏さん・・・ってま・さ・か!。」
かごめは固まった

「そう、死体の事だ!。」

かごめの顔は一気に血の気が引いた!
「いやーーーっ゛!。」
着物を勢いよく脱ぎ捨てた
そして外へ逃げ出した!

「おい、待てよ?!。」
犬夜叉は追いかけた
遠くからかごめの声で
「もーーーーーイヤ!!。」

中編につづく。

 

 

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