かごめ照れる |
Part 1
序景
空の大海原に雲がほとんど浮かんでいない とても良い天気。
四魂のカケラ探しの旅の途中の犬夜叉一行、
彼は奈良方面の地理に詳しいようなので そうしたのだろうと思われる。 現代の若草山の存在はまだ知らない。 すぐ賛成した。
「・・・・・・。」 どうでもいいという態度。 「そろそろお昼にしないかみんな?ここは休憩するのにちょうど良い場所だよ。」 と言うと、 とたんに犬夜叉は 今日の一行の昼食メニューは、珊瑚特製の味噌をおにぎりに塗って焼いた 味噌焼きおにぎり。 * 昼食後、全員休憩を兼ねて日光浴をすることにした。 かごめ は犬夜叉と、 弥勒と珊瑚と七宝は少し離れた所に座る という具合に 二つのグループに別れて休憩。 それぞれ10mぐらいは離れているので、犬夜叉とかごめは 一応二人っきりという形になる。 かごめ=「そばに寄ってもいい?。」 犬夜叉=「おう、かまわないぜ!。」 かごめは犬夜叉のすぐ隣に座った。 かごめ=「今日こそはゆっくりと休みましょうね!。」 犬夜叉=「そ だな。」 この後、少しの時間 ふたりの会話が止まったままだった。 かごめの心の声= 「不思議だな〜っ!?2人とも疲れが相当たまっているせいなのかな?。」 「でも、あたし達さっきのお昼、みんな元気良く 食欲旺盛だったよねえー。」 「特に犬夜叉は はではでにおおメシ食らいやってたから・・・だから関係ないかな?。」 かごめ=「う〜〜〜〜ん。」 かごめは一生懸命考えていた。 犬夜叉=「・・・・・・・・・・・・・・・。」 ここでかごめは何か思いついた。 かごめの心の声=「そーいえば 絵里とあゆみちゃんが食べ物について何か言ってた様な・・・・?。」 かごめが、前回現代に帰った時に、いつもの集合場所 Wakudonarudoハンバーガーショップにて、かごめのお友達の、由加 絵里 あゆみ 達に言われた事を思い出した。 [かごめの ワクドナルドでの回想] 絵里=「ねーっ 知ってる かごめ、?。」 かごめ=「なにが?。」 絵里=「男の人ってねーっ、2人っきりの時に突然会話が止まったら、その次にすごい事するのよ〜っ、一体何が起こると思う?!。」 かごめ=「へえー、そうなの?。」 由加=「そうなの?って・・かごめ 色んな男とつき合っているのに、わかんないの?。」 かごめ=「ぶ゛ーーっ!!。」 かごめはシェイクを吹き出した! かごめ=「そんなもの分かる訳ないでしょ!あたしの場合は、つき合ってる(恋人としてデートしている)んじゃなくて、ただ成り行き上一緒に行動してるだけなのっ!約1名除いて・・。」 戦国時代の鋼 牙=「へーーくしょい!コノヤローッ!。」 同じく戦国時代の鋼牙の仲間とんがり=「鋼 牙、カゼひいたのか?。」 由加=「へえーー、ただ成り行き上ねえーー?。」 かごめ=「あのねーーっ!。」 あゆみ=「まあまあ2人ともー っ!。」 「絵里ちゃん、早く続きを言ってーっ。」 絵里=「うん。」 絵里=「でね、2人の会話が止まった途端、彼の手がどことなくすうっ〜〜っと延びてきてね、。」 由加・あゆみ・かごめ=「すうっ〜〜っと延びてきて?。」 由加・あゆみ・かごめは 体を乗り出して絵里を注目している しばらく間を置いて、絵里は言い出した 絵里=「手がすうっ〜〜っと延びてきて、ハンバーガーのポイントカードくれないか?って言うのよ。きゃ〜〜っすごいでしょーっ!。」 由加・あゆみ・かごめ=どてっ! 3人はずっこけた! 由加・あゆみ・かごめ=「これのどこが凄いのよ、!?。」 絵里=「分かんないかな〜っ?、由加とあゆみの場合は仕方ないけど、かごめは 色んな男とつき合っているくせに解らないなんてねえーー?。」 かごめ=「だから違うんだってばーッ!。」 かごめは必死に言い訳をした。 でも、由加・絵里・あゆみには聞いてもらえなかった 絵里=「やっぱりい・・この前の病気後の疲労がまだ残ってるのよ。」 由加=「たしか どんぶらコケコッコ症候群だっけ、?。」 あゆみ=「あたしそんな病名初めて聞いたけど、とても大変なんだってー?!。」 かごめの心の声=(お爺ちゃんたら〜、いくらネタ切れしたからって、またとんでもない名前付けてくれたわねーっ!) この時 かごめは周りの変化に気が付いた かごめ=「ん?みんなどうしたの?。」 由加・絵里・あゆみが、にやにやしながら かごめの方を見ていた。すると・・・ 由加・絵里・あゆみ=「か・ご・め・ちゃん!。」 かごめ=「え゛っ!?。」 由加・絵里・あゆみ=「やっぱり体力が落ちているから理解力が足りないのよ!。」 かごめ=「そーゆー問題以前でしょ?!。」 由加・絵里・あゆみ=「はいはい!。」 かごめ=「みんな 解ってくれた?。」 絵里=「わかってるって、かごめ!。だから・・・・・。」 かごめ=「だから・・・?。」 由加・絵里・あゆみ=「か・ご・め・ちゃんに、栄養付けさせてあげるっ!今ここで!。」 由加・絵里・あゆみ達は、寄ってタカってかごめのチョコシェイクの中に、バナナとイチゴシェイクとおしるこを強制的に入れて混ぜ混ぜした! かごめ=「みんなやめてぇ〜っ!あゆみちゃん シェイクにおしるこだけはぜえったいイヤーー!。」 絵里=「あゆみ、この店のメニューにおしるこなんてあったっけ?。」 あゆみ=「そんなもの無いわよ、あたしの持ち込みだもの!。」 由加・絵里・かごめ=「え゛゛ーーっ゛!(勝手にそんな事しちゃだめよ)。」 [再び戦国時代] かごめ=「あ〜っ変な事思いだしちゃった、必要無いコト考えてもただ疲れるだけねーー!。」 かごめはどうでもよい思い出に後悔した。さっきの犬夜叉の食べっぷりを見せられたら、無理もない事だろうけど。 かごめ=「ねえ犬夜叉ーー・・・・・・。」 かごめは疲れた顔で隣りの犬夜叉に話しかけた 犬夜叉はいつの間にか気持ちよさそうに寝ていた かごめ=「・・・・・・。」 かごめ=「こいつの寝姿って、本当に犬っころねえ・・・・・・、かわいいけど。」 ため息をつきながらつぶやいた かごめ=「はあーー、あたしもついでに寝ちゃおーーっと・。」 かごめは犬夜叉の隣で寝ころぶ事にした この様子を見ていた珊瑚・弥勒・七宝プラス雲母は 弥勒=「かごめ様達は寝てしまいましたか、我々も一寝入りした方がよさそうですね・・・・・。」 珊瑚=「そうだね法師様、敵がいないうちにしっかりと休んでおいた方が・・・・・。」 七宝=「ふぁ〜〜っ わしも眠いぞー・・・・・・おやすみ〜〜っ。」 七宝は寝てしまった 珊瑚=「キララー大きくなって!。」 珊瑚は小型のキララに、大型の妖怪猫又になるように命令した 弥勒=「ん、どうしたのです珊瑚?今この近くには敵はいませんよ?。」 珊瑚=「あたしと法師様の間に横たわって見張っててちょうだい!。」 雲母に命令した 弥勒=「珊瑚っ、ちょっと・・・・・、何もその様な事しなくともよいではないか?。」 珊瑚=「いいんだよ法師様、敵がいないうちにしっかりと休んでおく為にはこの方が良いんだよ!。」 珊瑚は無表情で下を向きながら弥勒に言った 弥勒=「>>・・・この方がよいんだよ! 珊瑚=「ん゛っ゛っ゛!!!!!。」 珊瑚はとても恐〜〜い表情で弥勒をにらみつけた! 弥勒は冷や汗をしながら縮んだ 弥勒=「はい分かりましたよ、私って信用されてないのですね・・・・・かごめ様達がうらやましい・・・・・。」 弥勒は横目でかごめと犬夜叉が寝ている姿を見ながら、ぶつぶつと呟いた 珊瑚=「ったく法師様ったら・・・・・!。」 あきれながら弥勒を見ていた 弥勒=「おおそうだ、良い方法があったではないか!。」 突然アイデアが浮かんだらしい 珊瑚=「法師様、?・・・・・。」 弥勒=「この様な素晴らしい事を思いつくなんて、お釈迦様はこの私を見放してはいなかったのですね・・・・・!。」 珊瑚=「何訳の分かんない事言ってるの法師様?。」 雲母=「ガウッ?。」 弥勒はすーーっと静かに立ち上がった。そして次に喋ったセリフはこうだった! 弥勒=「私が犬夜叉と替われば良いのです、そうすれば かごめ様と一緒に寝られるではありませんか!。」 弥勒=「早速かごめ様の所へ行かねば!邪魔な犬夜叉は土手の下へ転がしておけばよいでしょう!でわっ!。」 珊瑚=「どてっ・・・・・!。」 雲母=「?。」 七宝=寝ていた 弥勒=「珊瑚?なぜ私の足をつかんでいるのです?!??・・・・。」 弥勒は動けなくなった。すると珊瑚が・・ 珊瑚=「ほ〜う〜し〜さ〜ま〜〜っ!。」 珊瑚はファイヤー燃えていた! 弥勒=「さっ珊瑚?今日はそんなに涼しい日ではありませんから、そんなに暖房(燃える事)しなくともよいですよ!。」恐る恐る言い訳をした 珊瑚=「脈略の無いコトするんじゃないの!。」 怒りの重い言葉になっていた 弥勒=「き゜くっ・・・・・・・!。」 アセアセ状態 珊瑚=「キララーーーっ、法師様に覆いかぶさっていいよ、かごめちゃん所へ行かないように!。」 雲母=「ガウウッツ!(OK!)。」 七宝=まだ寝ていた 弥勒=「まっ待て 早まるでない!。」 弥勒は逃げようとしたが大きな雲母に上に乗っかられてしまった 下の方に居たかごめ達は、、 かごめ=「・・・・相変わらずやってるわね(弥勒と珊瑚)・・・・・!。」 犬夜叉=「うるさくて眠れねえじゃねえか・・・・・!。」 ミロサンが騒がしいので目が覚めてしまったようである。2人は眠気まなこでミロサンを、土手の下から見ていた。 だが、これらを見ていたのは 別の所にもう2人居たのであった! ちょうど犬かごの横方向で離れた草むらから、どちらも背が低い 怪しい旅芸人2人が! 実は 邪見とりん が変装していたのである。と言っても、頭に布袋をかぶせた以外は普段の格好のままだ 邪見=「殺生丸様のお考えが よく分からぬ〜〜!?。」 りん=「邪見サマーっ、何ぼやいてんの〜〜? りん が相談にのってあげるよーー?。」 邪見=「黙れ小娘!お前のせいで悩んでんだろーが!?。」 りん=「?。」 邪見は昨日の事を思い出していた [昨日の夜の森の中での出来事] 鬱蒼と茂った森の木々の間から、三日月が覗いていた。フクロウすら鳴いていない静かな夜である。 殺生丸=「りん これから東の方へ行き 犬夜叉達を足止めしてくるのだ!。」 りん=「分かりました殺生丸サマーっ!。」 いつものように笑顔で右手を上げながら元気良く返事をした 邪見=「コリャりん、軽々しく返事をするモノではないっ!。」 邪見=「殺生丸様、その様な重要なお役目 是非このわたくしにお申し付け下さいませ〜〜!。」 土下差して頼み込んだ りん=「邪見サマーっ、これはりん に言ってくれてるんだよーー?。」 邪見=「そんな事分かっとるわい!。」 だが 邪見の願いは簡単に殺生丸に無視された 殺生丸=「阿吽と邪見を連れて行くがいい、私は西で用事ができた、3日後に会おう!。」 りん=「はーーい 殺生丸サマーっ!。」 邪見=「あっあのー殺生丸さまーっ、なぜわたくしを無視されるのですか〜ぁ?。」 「それにどおして犬夜叉めが東にいるというのが分かるのですか?。」 あいかわらず、殺生丸は邪見を無視し続け、りんの方を向いている 殺生丸=「りん、くずぐずしていると犬夜叉の臭いがどんどん東の方へ遠のいてしまうぞ、急ぐのだ!。」 殺生丸は森の奥に消えて行った 邪見=「せっ殺生丸様 お待ちをーーーーー!。」 最後まで無視され続けた邪見 りん=「殺生丸サマーっ 行ってらっしゃーい!。」 無邪気に手を振るりん [再びかごめ達が居る土手] 邪見=「はあ〜〜っ何でこのワシが人間如きに使かわれなきゃならんのだ!?やっぱり耐えられん!。」 邪見=「幸いな事に今は殺生丸様はここにおられない、この場はワシが取り仕切っても、りんに黙らせておけば あのお方には解らんだろう!よし そうする事に決定!。」 りん=「だめだよ勝手な事をしちゃ!。」 邪見=「うるさーーい!お前ごときに奴らを足止め出来るものかーー!。」 りん=「・・・・・−−−・・・?。」 邪見=「後でお前の手柄にしてやるから、この場はワシの言う事を聞くのだ、分かったな!。」 りん=「はーーい 邪見サマーっ!。」 邪見=「しーーっ声が大きい!。」 りん=「ーーーーーうん邪見サマ!。」小声で返事をした 邪見=「だが 困ったぞ、奴らの気を引く為に旅芸人の格好をしてきたのよいのだが、肝心の道具まで用意出来なかったな、困ったぞ!。」 と 言ってるが、どう見ても怪しい奴にしか見えない りん=「邪見サマ、あそこの黄色い大きな入れ物の中身を借りてきたら?。」 邪見=「ワシも今それを言おうとしてたとこだ!。」 りん=「ウソだーーーーー!?。」 邪見=「いちいち五月蠅いぞ、そこで待っとれ!。」 りん=「はーーい!。」 邪見はかごめ達に気付かれない様に静かにかごめのリュックに向かった、そしてリュックの中をあさった。まだ 犬夜叉達はミロサンの方に気を取られている 邪見(心の声)=「こやつらめ 色々変わった物を持ち合わせておるな、これはどうかな?おっ この臭いの強い物は何だ?こいつも頂いてしまえ!。」 邪見はかごめのリュックの中身の色々な物をかっぱらって、りんの元へ戻った りん=「わーーっ珍しい物がいっぱいだーー!用が済んだら返しましょうね邪見サマ!。」 邪見=「おう!(誰がこんな物返すか!)。」 りん=「邪見サマ偉ーい!。」 邪見=「それからりん、あやつらの前ではワシの事を お師匠サマと呼ぶのだぞ!。」 りん=「なんで?。」 邪見=「これは作戦だ、分かったな?。」 りん=「はーーい!。」 邪見=「では始めるぞ、!。」 邪見達は犬夜叉達を足止めする作戦にはいった [犬かごの情景] 犬夜叉=「おめえらいい加減にしろ!。」 ミロサンに向かって文句をたれた かごめ=「まあまあ・・犬夜叉・・、ちょっとぐらい大目に見てやってよ?。」 犬夜叉=「だってよおーーーー!。」 寝起きの機嫌の悪さ という状態になっている かごめ=「そりやまあ・・犬は夜行性だから、昼寝は大切だけど!。」 犬夜叉=「かごめ、分かってるじゃねえか!。」 かごめ=「えっ?。」 犬夜叉=「おーーい弥勒・珊瑚、かごめもウルサイって言ってるぞーーー!。」 かごめ=「ちっ違うわよ、あたしそんな事言ってないわーーっ!犬夜叉ー勝手な事言わないでよ!?。」 その時 かごめは何かに気が付いた かごめ=「あれっ、いつの間にあんなトコに人が?さっきまで誰も居なかったのに?何かやってるみたいよ?。」 犬夜叉=「何だありゃ?。」 かごめ=「なんだか面白そうね、ちょっと見てこよーーっと!。」 かごめはそっちの方に向かった 犬夜叉=「お おいかごめ、!。」 かごめの後を追った 珊瑚=「あれっかごめちゃんが?!キララーー、もう良いから 小さくなってあたしの肩へおいでーー!。」 雲母は元の姿になって珊瑚の肩に飛び乗った、そして珊瑚はかごめの向かった方へ行った。 雲母ののしかかりから解放された弥勒は一息ついていた 弥勒=「ふうーーっ・・一時はどうなるかと思ったぞ!。」 弥勒=「それにしても、あそこの2人組は何者だ?少し気になるぞ!。」 弥勒もそっちの方に向かった 旅芸人に変装した邪見とりんの所に犬夜叉・かごめ・珊瑚・弥勒が集結した。 七宝はまだ寝たまま かごめ=「へえーっ、変わった金属のコマを使ってるのね。」 変装した邪見=「これは南蛮渡来の珍しいコマでござい〜〜い!。」 かごめ=「ふーんこの時代にこんな物があるのね・・・・・ん?。」 何か変な事に気付いた、そしてそれを取り上げた! 変装した邪見=「こっこら小娘 何をするか!。」あわてる邪見 かごめ=「こんなトコに”MADE IN JAPAN”!?!何で戦国時代にこんな物が?。」 かごめは、その変わったコマに日本製である証の刻印を発見し、驚いた! 犬夜叉=「どうしたかごめ?。」 珊瑚=「かごめちゃんどうしたの?。」 変装した邪見の心の声=「ばっバレてしまったのか・・?。」 あせる邪見 犬夜叉=「こいつらなんで頭にかぶり物してんだ?。」 謎の2人組にますます疑問をいだいた つづく。
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